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口臭対策というと、多くの方が思い浮かべるのがマウスウォッシュやブレスケア用品でしょう。こうしたものは一時的な口臭に対しては効果がありますし、手軽な方法です。
しかし、慢性化した口臭の根本原因にアプローチできるものではありません。内臓疾患などが原因のものを別にすると、口臭の原因はお口の中の細菌が出すガスです。つまり、口臭を治すには、原因となっている細菌にアプローチしなければなりません。中でも、歯周病を引き起こす歯周病菌は、口臭と密接に関わっています。
当院では、この細菌に着目した口臭治療を行っております。当院の口臭治療について、具体的にご紹介します。
口臭の原因菌に効果的にアプローチするために、まずは口腔内にどのような細菌存在するのかを調べます。その後、その細菌に効果的な治療法を選定し、原因菌をたたきます。
まずは「オーラルクロマ」という測定器を使って、口臭検査を行います。この検査では口臭に含まれるガスの成分を調べることで、ニオイの原因となっている細菌の種類を特定できます。
「唾液検査」では、お口の中の細菌の数が分かります。また、口臭とも深く関わっている歯周病や、むし歯のリスクも分かります。
「DNA検査」では、細菌の種類と活動性がわかります。これらの検査結果をもとに、患者さんの口腔内環境に合わせた治療プログラムを作成します。
これまで述べたように、当院では口臭治療を始める前に、さまざまな検査を行います。これは患者さんごとに効果的な治療プログラムを作成する目的もありますが、もう一つの理由として、歯科医院での治療が不可能ケースもあるため、その可能性を最初に確認しなければならないからです。
口臭に悩まれる方の中には、「自臭症（じしゅうしょう）」といって、実際にはニオイがないのに、自分ではニオイがあるように感じてしまう病気の方もいらっしゃいます。この場合は感じ方の問題となるため、歯科医院では治療することができません。検査の結果、口臭の原因がお口の細菌であることが確認できたら、検査結果に基づいた治療を行っていきます。
「3DS」は、マウスピースを使う治療法です。殺菌作用のあるジェルを入れたマウスピースを装着することで、歯の周りの細菌を殺菌します。この治療には、歯周病やむし歯を予防する効果もあります。
治療の際にお口の中に流す水には、「殺菌水」を使用します。治療に使う水でもお口の中を殺菌できるので、より効果的に治療を進められます。
「プロバイオティクス」は、お口の中の善玉菌を利用することで、体質から口臭を改善する治療法です。
お口の中には善玉菌と悪玉菌の両方が存在していますが、悪玉菌が増えすぎると口臭が発生します。そこで、プロバイオティクスの服用によって善玉菌を増やし、悪玉菌の影響を抑えます。
細菌の種類によっては、抗生物質の服用が効果的な場合があります。抗生物質が有効と診断される症例では、「ジスロマック」を処方します。
これらの治療に加えて、歯垢や歯石の除去も行い、口臭をもとから断ちます。
多くの場合、口臭の原因は「歯周病菌が出すガス」です。したがって、口臭治療は歯周病治療と同じになるケースも多くあります。原因がお口の細菌ですので、マウスウォッシュなどの一時的なケアだけでは改善することができません。
当院では口臭治療、歯周病治療のどちらにも対応しています。早く治療を始めるほど、口臭も早くに解決できますし、治療の負担も少なくなります。口臭が気になるという方は、どうぞお気軽にご相談ください。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
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