セカンドオピニオン対応
保険適用で
成功率の高い米国式の根管治療
「治療→再発→再治療」
負のループからの脱却
- 平均来院数2回
- 難症例にも対応
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10:00 ~ 14:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ▲ | / | / |
15:00 ~ 19:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ▲ | / | / |
セカンドオピニオン対応
「根管治療」は歯の神経がむし歯に侵された際に行う治療です。そして、治療後、再び炎症が起きやすい治療でもあります。ある調査によれば、国内で根管治療を受けた歯のうち、半数以上で炎症が再発しており、日本における根管治療の成功率は50%未満であることが明らかにされています。
再発の主な原因は、治療中に患部に残ってしまったむし歯菌です。治療が完了したと思われても、これらの残留菌が原因で炎症が再発してしまうのが現状です。
神経を取る根管治療に関して、もう一点重要な点があります。神経を取ることで、実は歯の寿命が短くなってしまうのです。
歯の神経、つまり歯髄には、歯に必要な栄養を供給する血管も含まれています。神経を取り除くと、歯は栄養を受け取れなくなり、時間が経つにつれて徐々に弱まり、もろくなっていきます。
このように弱った歯では、炎症が再び起こりやすく、治療を再度行う際には更に歯を削る必要が出てきます。これが繰り返されると、歯はさらに弱り、最終的には割れてしまったり、抜歯せざるを得なくなることもあります。
根管治療は再施術が難しいため、最初の治療で高い成功率を目指すことが極めて重要です。
根管治療の成功率を高めるための器具・材料・技術は、すでに多く開発されています。欧米ではこれらの最新技術を活用して、90%以上の高い成功率で根管治療が行われているのが現状です。一方、日本では保険診療の範囲内で使用できる器具・材料・技術、そして時間に制限があるため、同様の高い成功率を達成することが難しいとされています。これが、日本の根管治療の成功率が低い主な理由とされています。
しかし当院では、海外で実績のある高度な器具や技術を積極的に導入しています。具体的には、次の機材や材料を使用することで、治療精度を向上させています。
以下で、当院の根管治療を詳しくご説明いたします。
次の画像を見ていただくと、歯の内部に黒い線が見えます。これが「根管」です。
根管の形状は患者さんごとに異なり、一部の根管は直径が1mm未満と非常に狭いこともあります。このように狭く複雑な根管内から、感染した組織を完全に取り除く作業は、非常に困難です。根管治療を「肉眼」で行っている歯科医院もまだ多いですが、肉眼ではどうしても限界があります。
そのため当院では、歯科専用の顕微鏡「マイクロスコープ」や「高倍率ルーペ」を使用して治療を行います。特にマイクロスコープは、患部を十数倍にも拡大して見ることができ、これにより、狭くて複雑な根管内の処置が格段に明瞭になります。
根管は非常に狭く複雑な形状をしており、肉眼で直接見ることはできません。その形状を正確に把握するためにはX線検査が必須です。
多くの歯科医院では2次元の「レントゲン」が使用されていますが、当院ではさらに進んだ「CT」を採用しています。CTはお口の周りを360度回転しながら撮影するため、より立体的で詳細な影像を得ることができます。以下の画像は、CTとレントゲンを使用して同じ患部を撮影した比較画像です。
左側の画像がCTによる撮影で、右側がレントゲンによるものです。
CTで撮影された左の画像では、赤丸で囲んだ部分に黒い影が確認できます。この黒い影は「炎症」を示しています。一方、右のレントゲン画像ではこの黒い影は見えません。これは、レントゲンだけではこのような炎症を見逃してしまうリスクがあることを意味しています。炎症が見逃されると、悪化して最終的には抜歯が必要になる可能性もあります。
根管治療中に特に注意すべきは「唾液の侵入」です。唾液には多くの細菌が含まれており、根管を丁寧に殺菌洗浄しても、唾液が混入することで治療部位に再び細菌が侵入し、炎症が再発するリスクが高まるためです。
当院では、治療対象の歯以外を「ラバーダム」というゴム製のシートで覆います(ケースによっては利用しないこともあります)。このラバーダムを使用することで、唾液が治療部位に入るのを防ぎ、無菌状態を維持することが可能です。
また、「ZOO」という器具も使用することもあります。ZOOは唾液を効果的に吸い取り、口内を乾燥させることで、治療中に唾液が患部に侵入するのを防ぎます。さらに、バネの力で口を開けた状態を保持するため、患者さんは治療中も快適に過ごすことができます。
感染部位の除去には、「ファイル」と呼ばれるヤスリ状の器具が用いられます。多くの歯科医院では、その素材としてステンレスが選ばれていますが、ステンレス製のファイルは硬さがあり、複雑に曲がった根管内にフィットしにくいことがあります。そのため、無理に挿入すると、根に穴を開けてしまうリスクが生じます。
当院では、この問題を解決するために、ニッケルチタン製のファイルを使用しています。ニッケルチタンファイルは非常に柔軟性が高く、根管の複雑な形状にもしなやかに適応します。この柔軟性により、感染部位を効率的かつ安全に取り除くことができ、治療の精度を大幅に向上させています。
根管を洗浄し神経を取り除いた後、空洞となった部分は「充てん材」で埋める必要があります。当院では、高品質な「MTAセメント」を充てん剤として使用しています。MTAセメントは、以下のような特徴を持っています。
これらの特性を活かすことで、当院は欧米に匹敵する高い成功率を持つ根管治療を行っています。
再発した根管内の炎症により、歯の根の周囲に膿が溜まることがあり、炎症の程度が重い場合には通常の根管治療では対応が難しくなり、結果として抜歯が必要となることがあります。
当院では、抜歯を避ける治療法として「歯根端切除術」を行っています。この治療では、歯茎を外側から切開し、歯の根の先端部分と膿の袋を取り除くことにより、膿を直接除去します。
歯根端切除術は口腔外科の範疇に属する治療であり、当院にはこの分野の専門医が在籍しています。専門医による確かな技術で、患者さんに安心して治療を受けていただける体制を整えています。
根管治療でお悩みの患者さんは多くいます。
・何度も再発している・・・
・数年間治療をしているが一向に終わらない・・・
・最終的に抜歯と言われた・・・
このような方のため、当院では「セカンドオピニオン」を行っています。
今行っている治療が本当に間違いないのか、その他の治療の選択肢はないのか、抜歯しなければならいのか等のご相談に対応しています。
また、ただお話を聞くだけではなく、CT診断、マイクロスコープにて歯の内部を確認した上での診断も行うこともあります。どうぞお気軽に当院までご相談ください。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。